予てより母の希望であった「弁柄の里」吹屋と、たたら製鉄の奥出雲に行って来ました。
吹屋は岡山県備中高梁市の標高550mの山間に位置し、幕末から明治にかけ「弁柄の町」として大変栄えた町です。
「ベンガラって何?」と思う人もいるでしょう。建築様式も変化し見ることもありませんが、先日社内旅行で訪れた興福寺の赤門、寺社の扉、柱等に塗ってあった赤色の塗料です。
吹屋には銅山とベンガラの原料であるローハの製造を営み、巨万の富を築いた庄屋の屋敷、広兼邸があります。
駐車場に向かう坂道で、目に飛び込んできたのは城郭を思わせる石垣です。圧巻としか言いようがありません。又、同家の敷地内には広兼家個人の神社もあり驚くばかりです。
この屋敷は「八つ墓村」のロケにも使われています。近くには「吹屋ふるさと村」があり、ベンガラ格子の町並みが立ち並び静かな風情をかもし出しています。
翌日は奥出雲おろちループを抜け亀嵩駅へ到着。ここ亀嵩駅は松本清張「砂の器」と、駅長さんの打つ蕎麦で有名です。割り子蕎麦がお勧めです。
次はたたら製鉄の「吉田町鉄の歴史村」、ここも必見の価値があります。
紅葉には少し早かったのですが、桜咲く春もいいと思います。
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